代表の齋藤が気になったファンづくりにまつわる事例を解説しながら、皆様に役立つポイントを、短い動画でご紹介します。
ネット通販は2030年に頭打ち?
今回は2030年頃に消費者向けのネット通販が、頭打ちになるんじゃないかという予測についてお話をしたいと思います。
そんな予測を出したのがデジタルコマース総合研究所の元谷代表です。経済産業省の電子商取引に関する調査を2014年から7年間、連続して担当された、業界では有名な方が出した予測です。
年々、ネット通販の成長率が下がっている事実とコンビニエンスストアーのマーケットや携帯電話のマーケットが登場から30~40年の間で頭打ちになった事実を踏まえて、ネット通販もこれから5年後また10年後ぐらいの間に頭打ちになるんじゃないか、ということです。
この調査結果について詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
「国内BtoC-EC市場の近未来予想と活性化への期待」<提供:Mirakl>
リアル店舗がまだ消費者に求められる
ネット通販の拡大についてよく報道されることが多いので、ネット通販が永遠に拡大していくんじゃないか、と思う方もいらっしゃると思いますが、そうではないんじゃないかというお話です。
今、日本では市場全体の8.7%がネット通販で買われています。ネット通販は毎年5%ほどの成長率で伸びているんですが、これが10年間、毎年5%アップしたとしても、8.7%が13.5%になるだけということなんですよね。
13.5%がネット通販ということであれば、逆にいうと、86.5%はリアルで消費されるということです。
現状、他国を見ていくとアメリカは15%。中国は何と35%。イギリスは30%と、もう既にネット通販の割合というのは、日本と比べてかなり高いです。
日本のネット通販は、低い割合で伸びる可能性が高いということです。
リアル店舗がどんどん縮小していて、ほとんどがネットで買われるようになるんじゃないか。そんなお話を耳にすることもあるかもしれないですが、そうならない可能性のほうが今のところ高いです。
販売員として 自分の仕事が将来どうなってしまうのか、不安を持たれることもあると思います。
ただ、その不安は一旦置いておいて、ネット通販ができないこと、リアルだからできること、人間だからできること、に意識を持っていってください。自分のスキルや力を上げていくことに注力していけば、永遠に求められ続けると思います。
皆さん大丈夫です。